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畳は畳の土台である畳床に畳表(ござ)、畳縁、副資材を組み合わせて縫い着けて出来ている床材です。お客様の御自宅に納品される時には畳床材は見えない形状になって居り、畳の一番肝心な部分である中身は確認出来ない状態になっています。そのため畳は皆同じと考える方が殆どだと思われますが、選ぶ畳床材、畳表、畳縁1つ1つにランクがあり、その組み合わせにより新畳の施工価格は異なります。特に畳床材は化学床と呼ばれる建材畳床と中国産の輸入表を組み合わせて施工納品された畳と日本国産稲わら畳床と日本国産畳表を組み合わせて施工納品した畳では倍の価格差があり、経年後その価格差が品質の違いに表れてきます。和室の新設時や和室のリフォーム時に畳の施工を依頼する際にはご自身で使われる畳材料についてご確認して頂きたいと思います。本来畳は夏場の多湿時期の吸湿性、寒い時期の保温性等機能性に優れています。そのため畳は夏涼しく冬暖かく感じられる床材として日本家屋に最適な床材として重宝されてきました。国産畳床製造に付きましては、稲わら畳床の欠点であるダニ等の害虫の発生を予防するため、稲わらを収穫後1年以上置き、稲わらに含まれる糖分など放出させ、乾燥させた良質な稲わらで製床しています。日本国産稲わら畳床製造を手掛けている会社様は当店で知る限りでは現在1社のみです。畳にこだわりがあり良い畳、畳生活を好むご家庭にはやはり国産稲わら畳床を使用した畳の購入がお薦めです。稲わら本畳に付きましてもお気軽にお問い合わせ下さい。
現在一番普及しているタイプの畳床です。ダイケン畳床V型と呼ばれている建材床です。木質チップを原料に板状に加工し、固めて出来ています。畳床に使用するためインシュレーションボード又は畳ボードと呼ばれクッション性に配慮されています。V型は畳ボードとポリスチレンフォームを組み合わせて、55mmや60mm等各畳の仕上がり厚みに合わせて畳床に仕上げた商品の事です。通常畳ボード、上下2枚の間にポリスチレンフォーム挟みサンドイッチ状に仕上げますが、挟まずに下にポリスチレンフォームを配して出来ている畳床はU型と呼ばれます。U型は畳下の下地がコンクリートの場合に適していますが、一般住宅にU型構成の畳床は耐久性を考慮した場合不向きです。工業製建材畳床の為、現代の畳製作の主流である機械製作に適しており仕上がった畳は均一性があり持ち運びに便利な畳となります。
畳ボードのみで構成されている畳床で、耐久性重視の畳床です。使用感は稲わら畳床に近い感じで、使い込まれ稲わら畳同様に適度なクッション性が出てきます。一番上に乗せる畳ボーを活性炭入り畳ボードにした3000エコ仕様畳床はホルムアルデヒドを吸着し部屋の空気を浄化する機能を持ったハイグレード畳床材です。当店では稲わら畳床を使用せずに上級品の畳表を使用した新畳、琉球畳、縁無し畳等の施工にはこのダイケン3000エコ畳床材を使用しています。
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